クリスタルクラッシュ10―?
「ふむ。考えてはいるのか」
レムは小さく頷いて、座ったまま持っていた剣を抜いた。
「剣は人を狂気に走らせる。更にクリスタルをつければ人を悪魔に変える」
「え…?」
「かつてクリスタルクラッシュだった者たちがその後どうなったか。わかるかね?」
「…いえ…」
ザックは首を横に振った。
「グリア様にクリスタルを回収された後、帝国から逃亡したクリスタルクラッシュは皆何かしらの問題を起こしている」
「問題?」
「犯罪じゃよ」
レムはニヤリと笑って、剣を一振りした。
「犯罪!?」
ザックは目を大きく見開いた。
「殺しはもちろん、盗み、脅しなどじゃな」
「ど、どうしてですか!?クリスタルクラッシュではなくなったのなら、後はどこかで穏やかに暮らせばいいじゃないですか!」
「そのクリスタル。ただでエネルギー波を出している訳では無いのじゃよ」
レムはザックの持つ剣を指差した。
「…ただじゃないとしたら、何を使っているんですか?」
「使い手の精神力じゃ。小さなエネルギー波ならすり減る量は微々たるものじゃからよいが、大きなエネルギー波を使えば使うほど精神力が大きくすり減っていく。これを続けるとやがて精神が病んでいくのじゃよ」
「…」
ザックは顔を青くしながら、剣首にあるクリスタルに目をやった。
レムは小さく頷いて、座ったまま持っていた剣を抜いた。
「剣は人を狂気に走らせる。更にクリスタルをつければ人を悪魔に変える」
「え…?」
「かつてクリスタルクラッシュだった者たちがその後どうなったか。わかるかね?」
「…いえ…」
ザックは首を横に振った。
「グリア様にクリスタルを回収された後、帝国から逃亡したクリスタルクラッシュは皆何かしらの問題を起こしている」
「問題?」
「犯罪じゃよ」
レムはニヤリと笑って、剣を一振りした。
「犯罪!?」
ザックは目を大きく見開いた。
「殺しはもちろん、盗み、脅しなどじゃな」
「ど、どうしてですか!?クリスタルクラッシュではなくなったのなら、後はどこかで穏やかに暮らせばいいじゃないですか!」
「そのクリスタル。ただでエネルギー波を出している訳では無いのじゃよ」
レムはザックの持つ剣を指差した。
「…ただじゃないとしたら、何を使っているんですか?」
「使い手の精神力じゃ。小さなエネルギー波ならすり減る量は微々たるものじゃからよいが、大きなエネルギー波を使えば使うほど精神力が大きくすり減っていく。これを続けるとやがて精神が病んでいくのじゃよ」
「…」
ザックは顔を青くしながら、剣首にあるクリスタルに目をやった。
感想
感想はありません。
「 いっと 」の携帯小説
- クリスタルクラッシュ11―14
- クリスタルクラッシュ11―?
- クリスタルクラッシュ11―?
- クリスタルクラッシュ11―?
- クリスタルクラッシュ11―?
- クリスタルクラッシュ11―?
- クリスタルクラッシュ11―?