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テディベア30

[355]  2010-11-26投稿
どうしよう…親父に言われたことを話すか話さないか!?


仍「話って何?」

大輝「え〜あのさ、俺、墓参り行かなきゃなんないんだ。」

仍「やっぱり迷惑だった?」

仍の顔が不安になった。

大輝「いや、迷惑じゃないけど。一応、俺の誕生日に母さん死んだから…。」

仍「そうだよ!なら、早く行った方がいいよ!私、帰るね!」

仍は立ち上がった。

大輝「ストップ!話はこっから。」

俺は仍の腕を掴んだ。

仍「何?」

大輝「嫁が決まってから行けって…。」

仍「はい?」

仍は、何がなんだか解らなくなってる。

仍「えっと、」

大輝「つ、つまり!」

仍「つまり?」

大輝「俺と結婚してくれ!」

仍「え…?ええっ!!!」

仍が完全にパニクってる。顔は、真っ赤。

大輝「駄目か?」

仍「え、え、」

大輝「マジで、俺、仍が居ないとダメだ。」

中学校卒業後は、高校・大学と遠恋だった。会う時間はだんだん減って、今日は、1年振りくらいに会った。

大輝「だから、俺と一緒に居てくれ!一生!」

仍が俺に抱きついてきた。仍から来るのは初めてだ。
大輝「仍?」

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