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夢跡†(4)

[433]  つる  2010-12-15投稿

(よし、行くぞ…)


音をたてないように、ゆっくりと扉を開ける。


注意をしたが、
古く錆びている扉からは、微かに軋む音がした。


発見した方向から言って、

(右側に……あれ?)


身体を起こし、屋上に出る。


男子生徒が立っていた場所に近寄る。


(何だったんだ…?)

誰もいなかった。

思い直したのだろうか。


(それなら良かったな)


引き換えそうと思ったその時。


「死んだら 駄目ーッ!!」

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