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(仮)永遠の絆…最後の愛…21-2

[364]  月の狼  2010-12-17投稿

轟刑部「えっと、あなたは?」

香「私は安野さんの恋人の伊井 香 です。」

轟刑部「伊井さん、今から現場検証をしますので、こちらのキッチンのテーブルに座って居て下さい。」

香「あっ、はい…」

直ぐに現場検証が始まり物々しい雰囲気が漂った。


絵理「本当に久しぶりね〜何年ぶりかしら。」

真理「ええ、そうね何年ぶりかしらね…」

絵理「ねぇねぇ、真理は結婚したんでしょ。」

真理は結婚って言う言葉に動揺した。

真理「ち、ちょっと前に離婚したわ…」

絵理「えっ〜!?そうなの!?なんで離婚したの?旦那さんの浮気?」

真理「…違うけど、まぁ何でもイイじゃない。」

絵理は怪訝に思いながらも口には出さなかった。

絵理「先っきは落ち着かない様子でウロウロしてたけど、何かあったの?」

絵理は、またしても嫌な質問をした。

真理「ん…いろいろ。」

真理は、まだ動揺していたので適当な言葉が思い付かなかった。

絵理「私は今、風俗で働いてて、部屋も借りて貰ってるの。その方がお金も貯まるしね。」

真理は絵理の言葉に引き付けられた。
何故なら真理は今、仕事も部屋もないのでマンガ喫茶とかで寝泊まりしていたからだ。

絵理「やだ〜真理ったら〜前に乗り出して真剣に聞かないでよ〜。なに?興味があるの?」

真理「ねっ!お願い!私にも紹介して。」

絵理「真理…本気で言ってるの?」

真理「うん。本気よ。」

絵理「分かったわ。とりあえず私の部屋においでよ。」


轟刑部「伊井さん、いちおう終わりましたが、これは自殺ですな。」

香「えっ!?自殺…そんな訳ないわ!自殺なんて何かの間違えよ!」

轟刑部「まぁまぁ、落ち着いて下さい。まだ断定ではありませんが、遺書もありますし…」

香「そんな事、有り得ないわ! 丈 は私と結婚するつもりだったのよ!」

香 は、その場にしゃがみ込んで激しく号泣した。



つづく

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