携帯小説!(スマートフォン版)

Lose 3

[358]  RF-T  2010-12-23投稿


「おはようございます蓮華さん!」
「おはよう」

登校中に私に挨拶する人は必ずいる。

「蓮華様ぁ今日も寒いですね!」
「おはようございます!」
「おはよ蓮華!」

…うざったいくらいに。でも、気分は悪くない

学校内に入ると一枚の紙が貼られていた。そこに沢山の人が集まっている。


その紙には[一位 中宮蓮華]と書いていた。

「あ、蓮華!今回のテストも一位じゃない」
「蓮華様いつもすごい!」
「さすが蓮華さんね!」


「ありがと、皆。努力すれば皆とれるわ。誰だって努力しなきゃ良い結果はつかめないよ」


そこにいた全員が、ほうとしている。
私は軽く笑みをしその場をあとにした。



ばかみたい。お前らには本当の努力を知らないだろう。

どの部分にも欠かさず努力し、疎かにしなかった。

もちろん社交性も。

どうしてかって?

私は知ってるから、
孤独な天才があまりにも無力であることを。

感想

感想はありません。

「 RF-T 」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス