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いつもの場所で エピローグ〜ファイナル〜後編

[462]  YOSI  2011-01-02投稿
「久しぶり!元気でした」
由美の問いかけに剛夫は、疲れ気味の顔ながらも答えた。
「まあ、なんとか元気でやってるよ」
「じゅんは、元気そうだね」
「元気だよ〜。みんなに会えるから」
「哲さん、義さんは何時頃になりそうなの?」
「ん?ああ、あいつ2ヶ月前に部署変わって、少し早く来れそうなんだ。…そういや、かすみさんはどうしたの?」
「義さんを迎えに行ってるよ」
「そっか。じゃあ、今年は、6人で年越し出来そうだね。
あいつ、年内にここに来れそうだから」
「良かった。去年より、もっと明るく年越し出来そうだもん…心のそこから嬉しいよ」
2時間後、義人とかすみが合流した。
「お疲れさん。良かったな。年内にここに来れて」
「まあ…あと30分で新年だけどね」
「かすみもお疲れ様 仕事帰りでしょ」
「うん。私もしっかり仕事して、年内にここに、みんな揃って嬉しいよ」
哲彦が提案した。
「みんなの来年の目標は?」
剛夫とじゅんは「現状維持」
由美は、「今よりも幸せになること」
かすみは、「来年もこの出会いを大切にして、いろんなところに行く」
義人は、「俺は…この仲間と、一年間大切な思いを共有出来たらと思う」
義人の言葉に皆頷いた。
最後に哲彦が言った
「俺は、来年も、みんな辛いことも、苦しいことも、楽しいことも、いろいろあると思う…それでも来年の大晦日、次の大晦日も、こうして過ごせることが目標かな」
哲彦の言葉に、皆拍手を送った。
そして、年越しを迎えた。
「あけましておめでとう。今年もよろしく」
ひとしきり、語り合い、皆解散した。
「義さん」
「ん?」
「義さんは、さっき仲間って言ってくれたよね。…この先、いろんな出会いがあって、仲間が増えても、変わらずにいてくれる?」
「もちろん!君や、由美さんや、じゅんさんが、変わらずにいてくれたら」
「変わらないよ。寂しかった私達を、見つけてくれたのは、哲彦さんだし、きっかけをくれたのは、義さん…あなただから」
そして、2人はまた歩き出した。

これが、義人と剛夫と、俺、哲彦の出会いの物語である。
俺は思う。
ふとしたきっかけで人生観の変わる出会いがある。
そして、その出会いが、大切になることもね!
さあ、はじめてみようぜ、第一歩を!

「いつもの場所で」
〜完〜

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