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スカバンburn!!〜夢〜 -124- “お返し”

[348]  きゃしー  2011-01-06投稿

―――「おー来た来た」

道路の脇に止めた黒いワゴン車を背に、あいつ、“福田ゆうすけ”は立っていた

「遅いからもう来ないのかと思っちゃったよ」

秋「ちょ、ちょっと道に迷ったの!」

「ならいいけど。せっかく“俺ら”が毎日出した手紙もぜーんぶ無視しちゃうからさ」

秋「手紙なんて今日の1通しか知らないんだけど」

「えーうっそ!“俺ら”がわざわざ作って毎朝届けたのに?」

秋「ずいぶんご丁寧なことしてくれたんやな(-_-;でも、わるいけど見てへん」

「マジかよ…まあいっか。とりあえず今日は“お返し”♪ができるし」

秋「お返し?」

「覚えてないの?あの動物園のこと。あの時の君のせいで、もうプライドずたずたなの。…だから、“お返し”」

ゆうすけの口元がにやりと笑ったのと同時に、秋奈は後ろから掴む腕。慌てて振り返ると秋奈の両側に男が2人、さらにゆうすけの隣にも数人の男が姿を現した



「…ふふっ…やっちゃえ♪」



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