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劇団ドリームシアター (1)

[471] YOSI 2011-01-15投稿
原案 TETSU
構成 YOSI
いつからだろう…
子供の頃、「プロ野球選手になりたいなあ」「サッカーでワールドカップに出たい」とか、「歌手や俳優になりたい」
「社長になりたい」とか、皆、夢を持って生きてきたと思う
でも、夢を叶えたものや、名声を得たものは、一握りで、多くの人達は、挫折をして、平凡なサラリーマン生活や、不況のあおりで、その日の生活が精一杯のものもいるだろう。

この物語の主人公、南川義則は、子供の頃バスケット選手になりたかった。
しかし、背が伸びず、怪我にも泣かされて、気づいたら40手前のサラリーマンだった。
友人の石村哲次は、子供の頃、レーサーに憧れていた。
だが、成長するにつれ、そんな夢も忘れて、普通のサラリーマンになっていた
もう1人、細山剛行も、プロゴルファーに憧れていた。
しかし、彼も夢破れ、ゴルフ場のスタッフになっていた。
それぞれが、挫折し、同じ大学で出会った。
月日が流れ、彼らは待ち合わせをして、食事をしていた。
「最近どうよ?なんか面白いことある」
哲次の質問に、剛行きが、首を振った。
「全然!去年ぐらいなら、うちにも、有名人とかプレーに来てたけどね。最近は、会員より、ビジターの方が多いかな」
「義は?」
「プライベートではないよ。けど、この前、職場の人に誘われて、芝居を見に行ったんだよ。出てる人は、テレビドラマに出演したとしても、役名のない人とか、出たことのない人とかなんだけどさ。
…なんか、ひかれるものがあるんだよね。今まで、プロ野球とか、スポーツとかは、生で見たことあるし、ライブとかもあったけど、生で芝居ってなかったんだよね。…なんか、最近無趣味に近かった俺には、新鮮だしはまるかもね」
「へぇ…」
最初は、何の気なしに聞いていた2人だが、これが3人にとって、充実した心を取り戻すきっかけとなるのである。

なお、このストーリーのイントロダクションが、前作の「いつもの場所で」と少しかぶりますが、あくまでも、別ストーリーです。

「まあ…生の舞台は、面白いと思うよ。お笑いとかも、ミュージカルとかも、今後見ようと思ってるよ」
「ふ〜ん…なら、今度、お笑いライブでも見に行くか」

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