携帯小説!(スマートフォン版)

守る力

[1037] YU 2011-02-01投稿
ずいぶん前の体験です。


私が社会人になって間もなくの頃‥一枚のハガキが届きました。


『おめでとうございます!見事、当選しました!』


それには、プレゼント交換の場所や日時が書いてあり‥冷静になってみると、明らかに怪しいのに何故か興味津々でそこに行ってしまった。

お兄さんとお姉さんが流れるように話して、テーブルに置かれた30万円の契約書。なかなかサインをしない私に、また別のお兄さんが来て迫って来ました。


ヤバイ、どうしよう…

サインしちゃおうかな‥


と、ペンを手にした時―


《やめなさい》


右耳元で囁く年配の男の人の声。

その言葉を聞いたら力が湧いてきて、

「結構です!私、帰ります!」

かなり、強引に引き留められたけど、振り切って帰って来ました。

あの時聞こえた声は今もはっきりと覚えてます。

感想

感想はありません。

「YU」の携帯小説

ホラーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス