携帯小説!(スマートフォン版)

[399] ゆう♪ 2011-04-01投稿
「華ちゃん、また雑誌の表紙に載ってるな〜。」

友達のツバサが話している。

俺は複雑だった。

俺の彼女は、歌手やモデルの活動をしているからだ。

嬉しい反面、心配もあった。

『こんなの華じゃないや〜い。』

「おい!雑誌、投げるなよ〜。」

『僕の華はなあ〜!』

「私がどうかした?」

華がキョトンとした顔でこっちを見た。

「華ちゃんの載ってる雑誌の話してたの!」

ツバサが雑誌を見せた。

「見てくれたんだ。」

「うん。華ちゃん、もう大スターだね♪」

「そんなことないよ。」

『うん!そうそう!』

「なんで、陽一が言うのよ!」

華は俺をポカポカと叩いた。

「まあまあ!でも良かったね。」

ツバサが言うと、華は嬉しそうに微笑んだ。

華の喜ぶ顔を見るのは嬉しい。

でも、俺は心配だった。華が遠い世界の人になりそうで。俺だけの華で居てほしいんだ。


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