ラブほっぺ 14 〜エピソード2、憧れのしのたく、第3話〜
勉強を教えてしばらく経つと、
「あの、もう遅いので私、帰りますね。」
午後7時をまわり、明日香はしのたくにお辞儀をして、帰る支度を始めた。すると、
「篠原くんは、まだ帰らないのですか?」
「帰らない…っていうか、帰りたくないかな。」
しのたくは思わず言葉を洩らした。
「どうしてですか?私早くお母さんの手料理食べたくて帰るんです。もしよろしければ、一緒にどうですか?」
「いいや。まだ勉強あるし。」
しのたくは、即答した。
「そうですか…では、また明日。」
「じゃあね。」
しのたくは、若干うざいと感じた。
でも、悪い人ではなさそうだ。
『お母さんの手料理食べたくて帰るんです。』
その言葉が、しのたくにはつらかった。
午後8時。しのたくは図書館を出た。
2月の風は、まだ冷たい。しのたくは、マフラーをして家へと向かった。
「ただいま…。」
しのたくの家は超金持ち。家政婦つき。
「お帰りなさいませ、拓也さま。」
「親は?」
「まだお仕事のようで。帰ってきておりません。」
すると、しのたくはマフラーを床に投げ付けた。
「ちょっと…何してるんですか、拓也さま?」
「俺のいる意味は何なんだよ!」
しのたくの目から溢れる涙。すぐに部屋へ向かった。「ちょっと、拓也さま!」家政婦も、その気持ちは分かっていた。
「あの、もう遅いので私、帰りますね。」
午後7時をまわり、明日香はしのたくにお辞儀をして、帰る支度を始めた。すると、
「篠原くんは、まだ帰らないのですか?」
「帰らない…っていうか、帰りたくないかな。」
しのたくは思わず言葉を洩らした。
「どうしてですか?私早くお母さんの手料理食べたくて帰るんです。もしよろしければ、一緒にどうですか?」
「いいや。まだ勉強あるし。」
しのたくは、即答した。
「そうですか…では、また明日。」
「じゃあね。」
しのたくは、若干うざいと感じた。
でも、悪い人ではなさそうだ。
『お母さんの手料理食べたくて帰るんです。』
その言葉が、しのたくにはつらかった。
午後8時。しのたくは図書館を出た。
2月の風は、まだ冷たい。しのたくは、マフラーをして家へと向かった。
「ただいま…。」
しのたくの家は超金持ち。家政婦つき。
「お帰りなさいませ、拓也さま。」
「親は?」
「まだお仕事のようで。帰ってきておりません。」
すると、しのたくはマフラーを床に投げ付けた。
「ちょっと…何してるんですか、拓也さま?」
「俺のいる意味は何なんだよ!」
しのたくの目から溢れる涙。すぐに部屋へ向かった。「ちょっと、拓也さま!」家政婦も、その気持ちは分かっていた。
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