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恋愛白書2

[440] 美帆 2011-05-02投稿
「失礼しまーす」
井上先輩の隣…
真新しいジャージの彼は小さくおじぎをした。
「今日から入部の斎藤裕也っす。よろしくお願いします。」 照れ屋なのか私達の方を一瞬見ただけで全く目をあわそうとしない。
「裕也は俺の弟の連れでめっちゃいいやつやねん。サッカーもうまいしな。仲良くしたってな。今日は先生休みやしとりあえず練習はじめよか。みんなグランド出て」
井上先輩がみんなを誘導する。
「美帆どう?イケメンじゃん…背はちっちゃいけど」
亜美が目配せする。 「分かんない…けど…タイプじゃないかな…」
嘘だった。一目惚れ?ビビビ?
なんだろ?
グランドを走る彼から目が離せない。知らず知らず…ずっと目で追っていた。
彼がこけると知らず知らず走って駆け寄ってる自分がいた。 「…血が…大丈夫?」
私は彼の手の血を舐めていた
「ぷっ…やめてくださぃよ?何してるんですか?これくらい全然大丈夫っす」
「…ごめん」
感情がコントロール出来ない。
慌ててばんそうこうを取り出し彼の手にはってあげた。
「ありがとうございます。」
彼はまっすぐ私を見つめた後お辞儀し
グランドへ…
切れ長の長いまつげ…
完全にノックアウト……
好きになっていた。

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