携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> 2番目-12

2番目-12

[434]  2011-05-20投稿
バスを降りた。


「なんか…ごめんなさい。」

「全く!!泣き虫!!」

「泣き虫って言うなー!!」

カジのバカ。

「それで、カズに振られたの?」

「またその話題?」

「気になるじゃん!」

言いたくはないけど、

いった方がスッキリする気がした。

「カズ君、彼女いるんだって。」

「マジかよ。やるなーカズ。」

「それじゃ、私は帰るから。」

歩き出そうとすると、

カジが私の腕を掴んでる。

「待てよ。ユズ。」

「やだよ。」

「俺じゃダメか?」

「は?」

何を言ってんだか。

「カズが1番だろ?」

また、涙が出てきた。カズ君の話をしないで。

「俺は何番でもいい!」

カジの目は真剣だ。

「何番でもいいから、俺を見てよ!」

「でも…、」

「あーもぅ!泣き虫ユズ!!」

カジはまた私を抱き寄せた。

「泣きたかったら、泣け!」

カジがワケわからない。

何番でもいいからって何よ!

でも、結局そのまま私は泣いてた。




感想

感想はありません。

「柚」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス