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2番目-23

[697]  2011-06-02投稿
シラケる。


バスに乗ってから、カジは何も言わない。バスを降りても何も言わない。
バス亭で…

「カジ?話ってなに??」


「えっと…」


「早く言ってよ!」


私も早く話したいんだから!


「ユズ、俺と別れない?」


え!?

何で!?


「昨日カズがさ、ユズが好きだって言ってたし、ユズもカズが好きだから丁度いいだろ?」


やだ…。


「ユズだって、俺と付き合うのは嫌だろ?」


嫌じゃないよ…。


「俺、ユズと付き合えてスゲー楽しかった。さんきゅ。」


私は言葉が出てこない…。


「それじゃ、カズとお幸せに。」



カジはダッシュで逃げてく。


「待ってよ!カジー!」


私はカジを追いかける。


追いつかない。


「カジーー!!」



嫌だよ…。


カジ、行かないでよ…。




「キャッ!!」


私は転んだ。



膝から血が出たみたいだ。


暗くて良く見えない。


痛いよ…。



「大丈夫?」

声がした。


カジだ。


「カジ!!」



何故か、涙が出てきた。

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