探偵ゼロ〜26〜
豪邸の一角、ある部屋で、内山刑事と三人の刑事が話し合いをしていた。
「・・・そうだなそれがいいだろう」
そう言うと内山刑事は
大きく息をはいた
「では、伏見さんを移動させます」
「ああ、佐山たのんだ」
佐山と呼ばれた刑事はサッと体の向きを変え、歩き出した。
ちょうどそのとき−
「内山刑事!!」
隼人だ。
「おぉ!あんたやっと来たか」
「ちょっと待ってください」
丸顔の刑事が内山の言葉を遮る。
「あの、内山さん、このひとは一体・・?」
あぁ−っと内山は声を漏らした。
「そういやまだ言ってなかったな・・本田、コイツは探偵ゼロの助手だ。
この事件、俺たちはゼロに協力してもらうことになってる」
「そうなんですか」
本田は手帳に
さらさらとメモをとった
ごほん、ともう一人の刑事が咳ばらいをした。
「ところで肝心のゼロはどこに?」
「えっと、・・ゼロさんは前の事件で負傷して治療中です。多分ですが
電話かなにかでサポートしてもらえると思います」
その刑事はふっと笑った
「そうですか。私は小林です。あなたは?」
「山下隼人です」
パンッと内山刑事は手をたたいた
「さぁて、そろそろ本題に入ろうか
犯人はなんらかの手を使って彼女を殺しにくるだろう
そこで・・だ
このままこの豪邸に彼女をみすみす置いておく必要はないと考える。
今、佐山が彼女をここから500メートル離れた場所にある
小屋に移動させている
本田と小林と山下は
小屋に行って彼女の護衛をしてくれ。
俺は
犯人がこの豪邸に忍びこんできた所をしょっぴく
いいな?」
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