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探偵ゼロ〜27〜

[844] ヒョン 2011-06-20投稿

「神崎さん?入りますね」
看護士は病院の中にある一室のドアを開けた

プレートには神崎零
と書かれている

「そんなっ・・!」

そこに零の姿はなく、
そのかわりに
一枚の手紙が置かれていた。


−−−−−−−−−−−

「ここが その小屋ですか?」
隼人はそのドアを開けながら聞いた
さっきまでの豪邸とは
比べものにならないほど

その小屋は小さかった。

その小屋の中には
佐山と伏見綾子がいた

「あっ・・」

「お久しぶりですね綾子さん」

隼人はにっこりと微笑む

「あなた・・刑事だったんですか?」

「いえ、僕は探偵の助手をしてまして、本業は記者です。」

綾子は俯いて

「そうだったんですか。こんな時じゃなかったら

また会えたことを心から喜ぶことが出来るのに・・・」

本田が丸い顔をしかめた

「あの・・お二人は知り合いなんですか?」

「ええ、先日事故に遇いそうになったときに助けていただいて・・」

「そうだったんですか」

本田は顔をほころばせた
顔に出やすいタイプなのだろう。

「それにしてもここ、カギとか大丈夫ですか?」

小林が尋ねる

「ええ ここのロックはコンピュータ制御ですから
このコンピュータを使わなければ開けることは

不可能ですね」

綾子がノートパソコンを指差したその瞬間−−

ガチャン!!!

「!!??」

そこに居た全員がドアの方を振り返る

「なんだ・・これ・・・カギ掛かってますよ?」

隼人がドアノブを回してもドアはびくともしない

「ムダデスヨ・・システムワハッキングシマシタ」

感情のない合成音声。
「?!」

「このアタッシュケースからです!」

「コレハバクダンダ。バクダンガバクハツスルマデノコリ30プン

ガンバッテカイジョシテミロ」

事件が・・動き出した。

感想

  • 41220:早く続き見たい〜[2011-07-01]

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