がんばったで賞 134 〜アキのために絶対勝ってみせるから。切ないムネキュン〜
クラスの話し合いが終わり、カズヒロとアキは2人、歩いていた。
「アキは、バレーだよな。」
『うん。サユの説得につい…。』
するとカズヒロは急に真剣な顔になった。
「クラスマッチ…絶対勝ってみせるから。」
『そうだね…。私も頑張る。』
いや…そうじゃないんだ…。って、言おうとしたが出来ない。
カズヒロの心がゆれる。
「クラスのためじゃない…。アキの、白愛高校1番の思い出となるために。」
『えっ…。』
なんか、切ない…。でも、うれしい…。
「見とけよ。」
カズヒロは少し照れていた。
『もちろん。』
そう言って、アキはカズヒロと別れた。
それからすぐ、携帯が鳴った。
サユからメールが来ていた。見てみると、
『ちょっとお茶しない?』
また女子会か。好きだなあサユも。
いつも通りの女子会だと、思っていた。
その推測は、甘かった。
駅前のファミレス。
「ごめん急に。」
『てか、いつも急じゃん。』
「…。」
今日のサユは、何かおかしい。アキは空気で感じた。
『ねぇサユ。クラスマッチの事、ありがと…。』
アキが話し掛けたとたん、サユは急にテーブルをたたいた。
「アキは、バレーだよな。」
『うん。サユの説得につい…。』
するとカズヒロは急に真剣な顔になった。
「クラスマッチ…絶対勝ってみせるから。」
『そうだね…。私も頑張る。』
いや…そうじゃないんだ…。って、言おうとしたが出来ない。
カズヒロの心がゆれる。
「クラスのためじゃない…。アキの、白愛高校1番の思い出となるために。」
『えっ…。』
なんか、切ない…。でも、うれしい…。
「見とけよ。」
カズヒロは少し照れていた。
『もちろん。』
そう言って、アキはカズヒロと別れた。
それからすぐ、携帯が鳴った。
サユからメールが来ていた。見てみると、
『ちょっとお茶しない?』
また女子会か。好きだなあサユも。
いつも通りの女子会だと、思っていた。
その推測は、甘かった。
駅前のファミレス。
「ごめん急に。」
『てか、いつも急じゃん。』
「…。」
今日のサユは、何かおかしい。アキは空気で感じた。
『ねぇサユ。クラスマッチの事、ありがと…。』
アキが話し掛けたとたん、サユは急にテーブルをたたいた。
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