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Triangle(1)

[370] もも 2011-09-23投稿

美緒「おはよーっ」

私は教室のドアを開けた。
絵梨香「あ、美緒おはよう〜」

絵梨香は中学生からの親友。1、2、3年全部クラスが同じですごい仲良しなんだ〜。

美緒「あー、暑いっ」

私は手をパタパタし席に着いた。

絵梨香とは席も前後でもはや運命、だと思う。

絵梨香「大丈夫?マネって意外と大変でしょ〜」

前の席の絵梨香が振り向き、心配そうに聞いてきた。
美緒「んー、大変だけど楽しいよっ?龍もしょーたもいるし」

絵梨香「そ?ならいいけどさ…てか!龍輝先輩の話はしないっ!」

美緒「あ。そーだった!やばー…」

龍はバカみたいにモテる。…確かにかっこいいけど、私は兄妹みたいなもんだからなー…

…だから、一緒にいる私が話すと女子の視線が怖いわけ。

絵梨香「ちょっとは気にしなよー?もう!ヒヤヒヤしたじゃんっ」

美緒「うん、ごめんー。あ!今日お弁当屋上で食べないっ?」

絵梨香「屋上?…いいけど、なんで?」

美緒「あのね、りゅ…じゃなくて、しょーた達とお昼食べるんだけど」

絵梨香「ええっ!?私がそこに行くの?!てか、いいの!?」

…そんなに驚かなくても。
美緒「う、うん。絵梨香いた方が楽しいしー」

絵梨香「絶対行く!!」

美緒「あは、よかった〜じゃあ決まりね?」

絵梨香「うん!!ありがと!」

絵梨香は満面の笑みを浮かべた。
そんなに嬉しいんだぁー…
美緒「絵梨香可愛いっ」

私は思わず抱きついた。

絵梨香「えー?可愛くないし〜」

美緒「可愛いもんっ!あははっ、何そのツンデレキャラー」

翔太「レーズ」

美緒「…わっ、しょーた!」

絵梨香「レズじゃねーしぃ、友情だし!」

美緒「そーだよぉ!…てゆーか、どうしたのっ?」

翔太「んっと、現国の教科書貸してくんねーっ?」

美緒「へっ?…あー、うん。いいよー」

しょーたは1組…私の隣のクラス。
よく、遊びに来てるし体育も一緒。

翔太「ありがと!…じゃなー!」

美緒「ばいばいっ」

絵梨香「…佐々木も幼なじみだよね?」

美緒「うん、そーだよ〜どしてっ?」

絵梨香「いやー、あんまりイケメンじゃないからさー残念だよねー」

………

美緒「面食いだなぁ〜絵梨香はっ」

絵梨香「…え?うん、まーねー」

ーーーお昼

美緒「んーっ、授業終わったぁー」

絵梨香「ねー、だるかったぁっ」

美緒「絵梨香寝てたくせに〜」

絵梨香「まーね!…あ!!早く屋上行こ!!」

美緒「えっ、うん!」

そして私達は屋上に向かったーー




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