携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ノンジャンル >> シャドーオプス9

シャドーオプス9

[370] ハバネロペッパー 2011-09-28投稿
東京やニューヨークと違って、アフガニスタンのこのエリアのとてつもなく素晴らしい点は、
夜が本物の暗闇を連れてきてくれる事だ。

晴れた夜空に所狭しと散りばめられたら星々の輝きの美しさは言葉では表せない。

が、

月も星も見えない曇天の空は逆に、僕の任務にはこの上なく有り難いシチュエーションだ。

僕は日本の歴史の中で活躍した偉大なる祖先達の知恵を最大限活用し、任務に望む。

その祖先達こそ忍者だ。
彼等の知恵や戦闘・諜報テクニックは現代でも非常に参考かつ役に立つ。

ちなみに、アメリカの特殊部隊…勿論シールティームを含め、非常に熱心に研究したのが忍者だった。

単なるマニアックな興味本位ではない。
実戦で培われたそのテクニックは様々なところで今もいかされている。

当然僕も使う。

星灯りさえない夜

僕は人の気配が消えた頃、ターゲットの民家を目指した。

自分を闇と同化させ、足音を消しターゲットに近づく。

簡易暗視装置で周辺を確認する。

ターゲットは単なる一般市民ではない

人感センサーや暗視カメラで警戒しているかもしれない

慎重にチェックする
どうやら…大丈夫らしい…と歩きだそうと一歩踏み出した時、赤外線の帯が目に入って来た。

センサーか…

当たり前だな

用意しておいた赤外線吸収生地で作らた濃紺のコートを着ると、フードをかぶり、同じ素材で作ったバラクラバ(覆面)を装置してスローモーションで移動を開始した。

この素材は体温を外部に放出しない措置も施されている。

おかげで問題無くターゲットの民家にたどり着いた。

ポケットから、デブグル武器開発ティームが開発した極小暗視カメラを取り出すと、目潰しされた窓の僅かな隙間に差し込んだ。

暗視装置のスイッチを切り替えカメラの画像を確認する。

髭面の男が三人確認出来た。

二人は寝ているようだ。

一人はAK銃を抱いて座っている。

歩哨っていうところだろう。

後は…子供だろうか…寄り添うように雑魚寝している。

暗視カメラをバレないように設置し、少し離れた地面に画像中継装置を埋め込み、その夜は引き上げた。

CIAが画像分析をはじめるだろう。

3日後、CIAからの命令が届いた。

民家を急襲しテロリストを殲滅せよ

やれやれ、命令するのは簡単だよな

高みの見物だからな

感想

感想はありません。

「ハバネロペッパー」の携帯小説

ノンジャンルの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス