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神々の前線10

[602] 宇宙P 2011-09-29投稿
世界の王家は、暴力や圧政で国民を支配し、便宜的に立てられた王により、統治された形態の歴史をたどり、王と国民は常に対立の関係にあった。

そのような中でヤマト皇国は世界で唯一、君主と国民が親和で結ばれた理想の国家であった。

ヤマト民族を造った神は、神を偶像化して崇めさせるようにはしなかった。

そして天皇を神の祭祀として、神と国民を繋ぎ、国家と国民の安寧を確保する役割を天皇に与え、代々皇統を継ぐものに、ある力を与えたのである。

天皇は究極の公の存在として自らを滅し、ひたすらヤマトとヤマト臣民のためだけに存在した。

外敵や災害など国の滅亡をはらんだ国難に際しては、その力を発動、数千年にも渡り、国を守りとおしてきたのである。

もちろん天皇の神通力だけでなせる業ではない。
神は危急あらば、天皇の旗印のもとヤマト民族が総力を結集し全力を尽くすという意識を、ヤマト民族に埋め込んだのである。

その意識が発動したヤマトは、恐るべき力を発した。
ヤマト民族の意識が結集したとき、ヤマトの神は、自然をも制御する凄まじい力をこの国に与えるのである。

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