がんばったで賞 153 〜必勝祈願!〜
アキの方を見ると、アキが口を動かして、
『ご、め、ん』
と伝えた。
「大丈夫だよ」
学校に着いた。
校門をくぐろうとした時、アキがもぞもぞしていた。
「どうした?」
『降ろして、恥ずかしい…。』
「あ、分かった。」
すると、アキの手から、お守りがカズヒロに渡された。
『タイミング…遅くなっちゃったかな。』
「えっ…マジでくれんの?」
カズヒロの顔が、分かりやすく照れていく。
『必勝祈願…。』
必勝…。
「サンキュー。…なんか…嬉しいな。」
アキは、カズヒロが子供のように喜んでいるのを見て、今の状況を少し忘れられた。
『頑張ってね。』
これが…恋なんだ。恋する乙女の気持ち。
アキも、自然に照れてしまった。
アキは、その後すぐにカズヒロと別れ、1人保健室で過ごしていた。
その窓から、グラウンドが見える。
「今日は、ここから見てた方がいいんじゃない?」
と、書かれたノートが保健室の先生から渡された。
アキは首を横に振ると、保健の先生は笑いだした。
「そう言うと思った。」
アキには…聞こえていないようだ。
バレーの試合はどうなったのだろう。
心の片隅で、そう思う。でも、思うたびに胸が苦しくなる。
『ご、め、ん』
と伝えた。
「大丈夫だよ」
学校に着いた。
校門をくぐろうとした時、アキがもぞもぞしていた。
「どうした?」
『降ろして、恥ずかしい…。』
「あ、分かった。」
すると、アキの手から、お守りがカズヒロに渡された。
『タイミング…遅くなっちゃったかな。』
「えっ…マジでくれんの?」
カズヒロの顔が、分かりやすく照れていく。
『必勝祈願…。』
必勝…。
「サンキュー。…なんか…嬉しいな。」
アキは、カズヒロが子供のように喜んでいるのを見て、今の状況を少し忘れられた。
『頑張ってね。』
これが…恋なんだ。恋する乙女の気持ち。
アキも、自然に照れてしまった。
アキは、その後すぐにカズヒロと別れ、1人保健室で過ごしていた。
その窓から、グラウンドが見える。
「今日は、ここから見てた方がいいんじゃない?」
と、書かれたノートが保健室の先生から渡された。
アキは首を横に振ると、保健の先生は笑いだした。
「そう言うと思った。」
アキには…聞こえていないようだ。
バレーの試合はどうなったのだろう。
心の片隅で、そう思う。でも、思うたびに胸が苦しくなる。
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