携帯小説!(スマートフォン版)

夢物語

[527] naho 2011-10-07投稿
あの日君と
手をつないで歩いた道

今は
ひとりぼっち

日も暮れてきたし
周りには誰もいないから
泣いても
恥ずかしくない状況だから

ずっと伏せてきた
君の最期の言葉を
思い出してみた

誰を 何を 責めたらいい?
飲み込めない気持ちを
どこにぶつけたらいい?

案の定
涙が溢れて止まらなくなったから

いっそのこと
思いきり泣いちゃおうと思って

君の匂いや
笑い声
怒った顔まで
思い出してみたよ


きっとない
空から君が降りてきて
「大丈夫だよ」って抱きしめてくれるようなことは
現実には
絶対あり得ないのだけれど

誰もいないよ?
内緒にしててあげる
約束するから

一度だけでいい
大好きだったそのあたたかい手の平で

アタシの頭を
ポンポンって して

感想

感想はありません。

「naho」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス