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Triangle(13)

[356] もも 2011-10-11投稿


…私……ほんと最低…
龍が何かした?
しょーたが何かした?

ただの八つ当たりじゃん……

美緒「うっ…ふぇ…」

泣くな、私……

絵梨香「美緒っ!?」

私は女の子の声がして後ろを振り向いた。

美緒「絵梨…香…?」

絵梨香「…美緒っ、どうしたの?!なんで泣いてんのっ?…」

美緒「…もうわかんない……辛いよぉ…」

やばい、涙止まんない…

絵梨香「…わかったから、辛いならなにも言わなくていいから…」

絵梨香は学校までずっと頭を撫でてくれた。

部室ーー

顔腫れてる……
正直、すごい不細工……

美緒「…」

私はユニホームにアイロンをかけていた。

ガチャッ

恋華「あ、美緒ちゃん〜おはよう♪」

美緒「…おはよー」

私は不細工な顔で無理矢理笑顔作り、恋華ちゃんに向けた。

恋華「…み、美緒ちゃん!?…」

恋華ちゃんは可愛い顔を歪め、私を見つめた。

美緒「なにぃ…?」

無理矢理頬を持ち上げ、もう一度笑いかけた。

恋華「…昨日のこと…だよね?」

恋華ちゃんは眉を下げた。

美緒「…違うよっ?それはもう気にしてないっス!!」

恋華「……気にしてるよね、ごめんなさい」

美緒「…恋華ちゃんは悪くないんだって……確かに、陸波くんのことがきっかけなんだけど…しょーたとケンカしたのは自分のせいで…」

恋華「えっ、翔太くんとケンカしたの?!」

美緒「うん、まぁ…私が悪いんだけどね…」

恋華「そっかぁ…仲直りできるといいね…」

恋華ちゃんは私に優しく微笑みかけた。

美緒「うん…そうだね……」






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