携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> 第1話「夢の跡」

第1話「夢の跡」

[266] 九十九 2011-10-28投稿
「大きくなっても、ずーっと一緒だよ。」

僕は素直な気持ちを伝えた。

君は、まるで天使のような笑みを浮かべ2人の間には、固く結ばれた絆と優しく握られた2つの手があった。

「わたし、大きくなったらケンちゃんの…」

ピピピッピピピッ

その後の言葉をかき消す目覚まし時計は、妙にタイミング良く感じた。


懐かしい夢からの目覚めに、いつもより爽やかな朝を迎えた。

「行ってきまーす。」
学校へは歩いて20分ほど。
特に頭が良いというわけではないが、家から1番近かった。という単純な理由で進学した。

部活動には属さず、放課後はバイト中心。

成績も「中の上」という何とも平凡な高校生活だ。

そんな高校3年生の夏、皆が部活や受験勉強に勤しむ中、俺は進路について考えていた。

感想

  • 41628:続き楽しみにします[2011-11-01]

「九十九」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス