シャドーオプス38
「ハイ!マドモアゼル!」
「あ、ミスターウィ」
「ノンノンノン!ウィはニックネーム。ミスターは要りません」
「そうですね、あの時はありがとうございました。本当に助けて頂いて…」
「仕事ですよ!当たり前。お礼は必要ありませんからね」
「はい。皆さん、今日はレクチャーですけど、何故清掃業者のユニフォームで?」
「僕らの素性はご存知ですよね?」
「え?」
突然後ろから声がしてビックリして振り返ると彼…が…JJが入って来た。
「元気そうですね、良かった」
「あ、あ、はい、元気…です…えと…あの…」
やだ、まずい…顔が真っ赤になるのが自分でわかる。落ち着かなきゃ…深呼吸して…深呼吸して…
「あの時はありがとうございました…本当に…」
「いえ、お待たせしましたけどね」
「そんなこと…」
「ご存知の通り僕らはデブグルです。普段からなるべく目立たないようにしないといけないんです。だから、このユニフォームを着てるんです」
「そうでした…愚問でしたね」
「いいえ。では紹介します。バフ、チェス、ウィはご存知ですよね。マーズとナックはデルタです」
「デルタってデルタフォースですか?」
「そうです。JSOC-Joint Special Operations Commandデブグルとデルタフォースの混成ティーム-の任務に絡んでの情報収集ですから、今日は」
「わかりました」
レクチャーはスムーズにすすんだ。彼等は真剣そのものだった。
他の部隊へのレクチャーの場合、私が女ということもあってジョークやきわどすぎるヤジもよく飛ぶけれど、彼等は一切そういう事はしなかった。
質問も鋭く、正直私がタジタジになる場面も少なからずあった。
でも…とても心地よい緊張と充実感で満たされレクチャーは終了した。
「ユキ、この後パーティーなんだけどおいでよ」
チェスが誘ってくれた。
「そうそう、アンリも来るよ」
「アンリも来るのウィ?」
「他にも来るんだよ。おいで」
誘われて正直天にも登る気持ち!
「行くわ!」
「Sound great!」
バフが大げさに手を突き上げる。
その夜のパーティーにはアンリと中佐、中佐の奥さんはじめ、NISの同僚数名も参加して楽しいパーティーにはしゃぎ回った。
パーティー終盤、突然私は皆の前へ引き出された。
「あ、ミスターウィ」
「ノンノンノン!ウィはニックネーム。ミスターは要りません」
「そうですね、あの時はありがとうございました。本当に助けて頂いて…」
「仕事ですよ!当たり前。お礼は必要ありませんからね」
「はい。皆さん、今日はレクチャーですけど、何故清掃業者のユニフォームで?」
「僕らの素性はご存知ですよね?」
「え?」
突然後ろから声がしてビックリして振り返ると彼…が…JJが入って来た。
「元気そうですね、良かった」
「あ、あ、はい、元気…です…えと…あの…」
やだ、まずい…顔が真っ赤になるのが自分でわかる。落ち着かなきゃ…深呼吸して…深呼吸して…
「あの時はありがとうございました…本当に…」
「いえ、お待たせしましたけどね」
「そんなこと…」
「ご存知の通り僕らはデブグルです。普段からなるべく目立たないようにしないといけないんです。だから、このユニフォームを着てるんです」
「そうでした…愚問でしたね」
「いいえ。では紹介します。バフ、チェス、ウィはご存知ですよね。マーズとナックはデルタです」
「デルタってデルタフォースですか?」
「そうです。JSOC-Joint Special Operations Commandデブグルとデルタフォースの混成ティーム-の任務に絡んでの情報収集ですから、今日は」
「わかりました」
レクチャーはスムーズにすすんだ。彼等は真剣そのものだった。
他の部隊へのレクチャーの場合、私が女ということもあってジョークやきわどすぎるヤジもよく飛ぶけれど、彼等は一切そういう事はしなかった。
質問も鋭く、正直私がタジタジになる場面も少なからずあった。
でも…とても心地よい緊張と充実感で満たされレクチャーは終了した。
「ユキ、この後パーティーなんだけどおいでよ」
チェスが誘ってくれた。
「そうそう、アンリも来るよ」
「アンリも来るのウィ?」
「他にも来るんだよ。おいで」
誘われて正直天にも登る気持ち!
「行くわ!」
「Sound great!」
バフが大げさに手を突き上げる。
その夜のパーティーにはアンリと中佐、中佐の奥さんはじめ、NISの同僚数名も参加して楽しいパーティーにはしゃぎ回った。
パーティー終盤、突然私は皆の前へ引き出された。
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