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RIO-60

[351] メシア 2011-11-25投稿
遅いな、李将。

いつもなら、秀護君遅ーい!!とか言って待ってるくせに。
俺と李将は一緒に学校に行ってる。
んで、俺が今待ってるところ。
あ、来た。
李将は凄く眠そうな顔。

「おはよ。」

「眠い。」

朝から眠いかよ。
学校に行く。
いつもならひっきりなしに話すのに、李将は話さない。

「李将?」

「…眠い。」

眠い以外無いのかよ。

「おっはよー秀護ー!」

鷹博がチャリで走ってきて俺の頭をはたく。

「あ、紫音さんおはよ。」

鷹博が李将に挨拶したら、李将はダッシュで逃げた。
変な李将。

「なぁ。紫音さん、何か言ってた?」

「何も。鷹博と李将で何かあった?」

鷹博は照れながら言った。

「いや〜紫音さんに告白したんだ。」

「は!?」

いきなり!?いきなりでもないか。

「へ〜。んで、李将は何て?」

「メールが返って来なかった!だから、今日は頑張って話す。」

「ふーん。」

「妬くなよ!」

「何で?」

「秀護も紫音さんが好きなんだろ!」

「で?」

「もし、紫音さんが俺のになってもいいのか!?」

「んなの、李将の勝手だろ。」

結局、鷹博の恋バナを聞きながらの登校になった。

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