乱れる髪
流れる汗
今夜の君は美しい
彩色の羽を広げた蝶
ひらひら
と美しいその羽を魅せながら
私の中で乱れ踊る
どうか
今夜が過ぎても
忘れないで
君を愛した名も無い私を


あの日から夢を見ていた−
微笑む君に触れ
大きな瞳を覗き
髪に口づけ
その肩を強く抱き寄せる事を

どうか月よ
夜の闇よ

今宵二人を包んで狂え

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