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ROOM 7 〜俺は、おまえを信じるよ〜

[494] るー6 2011-12-06投稿
みんな風呂に入り、寝る準備に入った。

時計は…12時。

岬は、個室で1人、呟いていた。

「少し…言いすぎたか…。」

すると、部屋に拓也が入ってきた。

「よっ。」

「…どうしたの?」

拓也は、布団と枕を持ってきていた。

「圭吾がオノ持ってる姿想像すると、怖くて…。」

「そう…。」

つまり、一緒の部屋で寝たいということらしい。

「ここで寝かせてくれない?」

「いいけど…なんか気持ち悪っ」

「うっせぇ。」

拓也は凄く照れていた。

「個室のドアって…しめると何も、他の部屋の音聞こえないよね?」

岬は、異様な静けさから、その特徴を発見したようだ。

「それもまた怖いな。」

「じゃ、自分寝る。」

岬は、あらかじめ敷いてある布団に、体を預けるようにして横たわった。

拓也も、その隣に布団を敷いて寝た。

「…隣?」

「しょうがねぇだろ、ここしかスペースないんだから。」

また、岬にからかわれた拓也。

「…あの…さ…。」

拓也が改めて口を開いた。

「何?」

「俺は信じてる。岬のこと。」

…静けさが、良いと感じた瞬間だった。

なぜなら、相手の声が、鮮明に聞こえたから。

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