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貴方に...*第7話*

[348] †Haruka† 2011-12-08投稿
〜第7話・君の傍に2・〜

「ハルヒちゃんを裏切るなんて絶対しない!」
海斗の強い思いが心にしみてくる度、ハルヒの心は傷つけられる
「やめて...やめてよ!お願いだからこれ以上かまわないでよ!もぅ...傷つきたくない...辛い思いしたくない...」
「ハルヒちゃん....」
嫌だ...一人の方がいい!「でも...笑ったじゃん」「....え」
笑った?私が...?
「俺と走ってた時少し笑ってた...」
「え....」
嘘...気づかなかった..
「ホントは寂しいんだよ...ね?」
「寂しくなんか...」
「じゃあ何で泣いてたの?」
「それは...」
それは...何で?自分でも分からない...
ハルヒが答えようとした時、海斗はハルヒを抱き寄せた
「ちょ...!」
「俺は...」
海斗はきつく抱きしめた..
「君の傍にいる...」
「っ!」
ハルヒはその言葉を聞いた時、溢れる程の涙が出た...
この人の傍に...
私は..この人の傍にいてもいいんだろうか...傍にいて私は傷つかないのかな?
「...海斗先輩」
「海斗でいいよ?あと敬語じゃなくていい」
「いつまでこうしてるの?」
「うぉあ!!!」
海斗は顔を真っ赤にして後ずさった。
「ごごごごゴメン!!」
「いや...」
そのまま公園は静まり返った
「じゃあ...」
「え!あ!ゴメン!遅くなっちゃうよね!送るよ!」
「結構です」
「え!でも...」
「海斗と歩くと痛い目にあう」
「え?何で」
「....じゃあね」
「え〜〜!」
疲れた。もうクタクタ..。でも...
「ハルヒちゃん!また明日!」
「..あ」
海斗が大きく手を振っていた。
嬉しい..。一人じゃない...
私の中の世界が...大きく変わった瞬間だった


この時から私は海斗の事が好きだったのかもしれない

あの時..鈍感じゃなかったら...もっと素直だったら...もっと早くに想いを伝えていたら...貴方と共に暮らせる日が、もっと長く...もっと幸せだったのかな....?
つづく


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