携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> 君がスキダ!(3)

君がスキダ!(3)

[460] アート 2011-12-12投稿
「でも………」

「うすうす勘づいてたんだけどやっぱり海ちゃんも悠斗君のこと好き?」
「…………………………………そんなわけないじゃん!あたし、応援するよ」

言っちゃった…。

いつもこう。すぐ引き下がって最終的には何もなかったみたいに…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「海ちゃ〜ん」
「結菜ちゃんどうしたの」
「悪いんだけど悠斗君にさ、好きな人いるか聞いてきてくれないかなぁ」
「え?…………うん。」

「早く!!!」

結菜ちゃんがあたしの背中を押す。

「は、悠斗君!!」
「お、海ちゃん!!どした」
「悠斗君って…好きな人とかいる?!?!」
「…………うん。いるよ」

ドキッ

悠斗君の真剣な顔。いつもは無邪気でずっと笑顔の悠斗君が。

「海ちゃんはいるの?」

「…………」

ヤバい。みんなが見てるよ!結菜ちゃんはどうしたのってあたしに問いかける。そして…

「うん。いるよ」
やばっ!
「……そっか!」
…………よかった。
悠斗君の変わらないいつもの無邪気な笑顔。
結菜ちゃんは悠斗君に誰って聞いた。

「秘密に決まってんじゃん!」

結菜ちゃんが教えてよ〜ってねだる。

きっと悠斗君の好きな人は結菜ちゃんみたいにかわいいんだろうな。

あたしなんかより。

何倍も。

……でも決めた。

あたしはもう自分の気持ちをかくさない!
ってことを。

つづく

感想

感想はありません。

「アート」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス