携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> ファンタジー >> 運命の契約書£001-3

運命の契約書£001-3

[644] 霧海 2011-12-25投稿

俺は足を止め……男を見た。

金髪黒服、たぶんこの男が待ち合わせの相手だろう。
早くメールの事を聞きたかったが、俺は男に話しかける気にならなかった。
何故なら――

「中学生…?」


男の外見が、どこからどうみても中学生の餓鬼だったからだ。

身長は低いし、顔も童顔。へたしたら小学生かもしれない…
そんな男――いや、少年は俺の姿を見つけ、


「兄さん!?」


目を見開き、そう言った。

「……は?」

今、こいつ何て言った?

兄さん?

俺にはこんな小さな弟は居ない。
弟は居るが、歳は近いしこんな金髪ちびではない…はず。
知らない間に弟が増えていたとか?…それはないな。

ひとり困惑し、頭を巡らせながら少年を凝視する俺。

少年は視線を特に気にすることもなく、小走りで俺の方へ向かってきた。

£

感想

感想はありません。

「霧海」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス