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貴方に...*第12話*

[322] †Haruka† 2011-12-28投稿
〜貴方に・信じろ・〜

ハァハァ
ハルヒは勢いで屋上に向かった。
息を整えたハルヒはゆっくりフェンスに指を絡めた。
ハルヒのセミロングの髪が風に揺れる
いっそここから飛び降りれば...私楽になれるかな...?
ハルヒは涙を流しながら
「許さないっ」
と言ってフェンスを登ろうとした時
「ハルヒちゃん!」
海斗が息をきらしながら叫んだ
「来ないでよ!もぅほっといて!」
ハルヒは泣き叫んだ
「ほっとける訳ねぇだろ!!!」
海斗は怒鳴った
真剣な顔で....静かな怒りと悲しみが滲み出てくるような顔でハルヒを見つめた
海斗の突然の言葉にハルヒは涙を流しながら呆然とした。
「守るって決めたんだ!俺はハルヒちゃんを守るって...傍にいるって決めた!!だからほっとけない!」
海斗はゆっくり近づいた
「来ないでよ!」
ハルヒはもぅ一度叫んだ
「私はもぅ信じない!!!あの日から決めた!誓ったんだ!」
「でも俺に心開いてくれたよね?」
「...っ」
海斗の言葉にハルヒは言葉を無くした
「好きだ」
海斗はハルヒを真っすぐみた。少し顔を赤らめて...
ハルヒは固まった...
「俺ハルヒちゃんの事好きだ........傍にいたい....守りたいんだ....ただハルヒちゃんの傍にいたいだけなんだよ.....」
海斗はハルヒを抱き寄せた
ハルヒは頭が混乱していたが、海斗の声はハルヒの胸に強く、優しく響いていた....
「....でも...どうせ海斗も裏切るんだ.....」
ハルヒの弱々しい声を聞いた海斗は強くハルヒを抱きしめて
「信じろ....!俺はハルヒから離れねぇ....!誓う....だから俺を信じろ」
海斗の告白にハルヒは大粒の涙を流した
そして、日差しを浴びながら海斗はハルヒにキスをした....ハルヒはそれに答えるように涙を流しながらキスをした...
ハルヒと海斗の周りは穏やかな日差しと肌寒い風が吹いていた....
つづく

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