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ROOM 14 〜岬が立ち上がる。みなさん、よい新年を!〜

[557] るーROOM 2011-12-30投稿
「圭吾…。自分は、いつも拓也と弘貴の所ばっかりだったから、つらかったって思っているようだけど、圭吾と一緒に居る時が、1番心が落ち着けたんだよ。」

圭吾を励ます岬。

「もっと、自分に自信を持って。」

自分に自信…。

「自分も、もっと圭吾と仲良くなりたい。…朝食で、証明してみせる。」

「…えっ…?」

岬はそう言って、部屋を出ていった。

朝食に何を、証明するのか。


8時には、全員が起きた。相変わらず拓也が、配給された食材を使って、料理を作っている。

今日の朝食。拓也特製スクランブルエッグ。とサラダ。

「ちょっと甘めのスクランブルエッグだぜ。ピカーン。」

まるで自分が作ったと誇張するかのように、クールな拓也が最後に効果音を入れるなんて。

てゆーか、スクランブルエッグなんて誰でも作れるじゃねーか。

他の3人はどん引きだった。

「まぁ、こういうのも…いいね!場が和んで…ハハハハ!」

岬のフォローがかえって、悲しかった。

そして、朝食の時間。

話題は誰からともなく、オノの移動について。

「オノ移動させたの、圭吾だよね?」

弘貴が責めはじめた。

圭吾はずっと下を向いて黙っている。

「はっきりしろよ!殺しの武器が、移動してんだぞ!」

「…。」

すると岬が立ち上がった。

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