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精霊の守り人32

[403] ひびりん 2012-01-07投稿
シノ「うぅ…」

シノを包んでいる黒い闇はシノの魔力を吸い取っていた。

シュランはニヤリと不気味な笑みを浮かべながらダークファイヤーに飛び乗った。

シュラン「もう一匹の猫はマリンが持っているよ。
マリンの所に行って、猫を返してもらったら。
後、真実も聞いたほうが良いと思う。
カナヤに重大な秘密が隠されているから。」

ダークファイヤーは羽ばたいて奥に飛んでいった。

ダークファイヤーが飛んでいったのを呆然と見ていたカリン、奈々、まこははっとしてシノのもとへ走っていった。

カリン「シノ!シノ!」
奈々「シノさん!」
まこ「シノ!」

シノは苦しそうな顔をしたまま意識が無い。

シノ「…………。」

カリン「この、魔法消さなきゃ!
アイス・クリア!」

しかし、闇は消えない。

カリン「なんで!
どうすればいいの!」

カリンが泣きそうな顔をしていると、気絶していた、真代が起きてカリンに話しかけた。

真代「ねぇ…」

カリン「ん?
真、真代!?」

真代は恥ずかしそうに顔を赤くしながら、シノを包んでいる闇に手を触れた。

真代「この魔法…
私、消す事ができる…。
消そうか…?」

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