ROOM 23 〜殺してやろうか〜
5日目。
朝、岬が起きると、いつもの場所にオノがない。
拓也は、まだ寝ているのだろうか、部屋の中。
岬は、きっとオノを持っているのは圭吾だと思った。
それを予測したのにも関わらず、岬は圭吾の部屋に入った。
あの…リモコンを持って。
「…ノックぐらいしろよ…。」
驚く圭吾をよそに、岬は問い詰めた。
「このリモコン…使ったよね?」
圭吾の眉がピクッと動いた。岬はそんな一瞬の動揺も見逃さなかった。
「やっぱり…これで、拓也と自分の目を盗んでロボを操作して、弘貴を殺した。」
「…。」
「裏切る奴は…いつまでもそうやって、裏切り続けるんだね。」
すると圭吾は、何も言わず、笑い始めた。
「俺、弘貴嫌いだったの。あぁいうおちゃらけた奴、俺大っ嫌いなんだよ!」
「…。」
「案外、みんな簡単に騙せるし、簡単に殺せるし、最高だね。」
圭吾は、完全に壊れていた。
「そもそも、岬のバカがつくほどの優しさが、こんな密室に連れ込まれた原因だよ。」
岬をバカにする圭吾。
「岬殺して、拓也も殺して、俺、10億もらっちゃおっかなー。」
「おまえ…。」
息を呑む岬。これが、リアル「張り詰めた空気」
すると圭吾は、オノを取り出し、構えた。
「せっかく俺の部屋に来たから、殺してやろうか?」
「…。」
朝、岬が起きると、いつもの場所にオノがない。
拓也は、まだ寝ているのだろうか、部屋の中。
岬は、きっとオノを持っているのは圭吾だと思った。
それを予測したのにも関わらず、岬は圭吾の部屋に入った。
あの…リモコンを持って。
「…ノックぐらいしろよ…。」
驚く圭吾をよそに、岬は問い詰めた。
「このリモコン…使ったよね?」
圭吾の眉がピクッと動いた。岬はそんな一瞬の動揺も見逃さなかった。
「やっぱり…これで、拓也と自分の目を盗んでロボを操作して、弘貴を殺した。」
「…。」
「裏切る奴は…いつまでもそうやって、裏切り続けるんだね。」
すると圭吾は、何も言わず、笑い始めた。
「俺、弘貴嫌いだったの。あぁいうおちゃらけた奴、俺大っ嫌いなんだよ!」
「…。」
「案外、みんな簡単に騙せるし、簡単に殺せるし、最高だね。」
圭吾は、完全に壊れていた。
「そもそも、岬のバカがつくほどの優しさが、こんな密室に連れ込まれた原因だよ。」
岬をバカにする圭吾。
「岬殺して、拓也も殺して、俺、10億もらっちゃおっかなー。」
「おまえ…。」
息を呑む岬。これが、リアル「張り詰めた空気」
すると圭吾は、オノを取り出し、構えた。
「せっかく俺の部屋に来たから、殺してやろうか?」
「…。」
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