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†BlackWorld†

[641] ひびりん 2012-02-25投稿
−数日前−

ちゅんちゅん。

お母さん「真理ぃー!朝よー!」

真理「はーい!今行くよー!」

いつもと変わらない朝ご飯を食べ、普通に学校へ向かい、授業を受けた。

そして昼休み−

千尋「ねぇねぇ、真理ー。」

机で読書をしていた私は顔を上げ返事をした。

真理「なにー?」

千尋「あのさぁ、良い物見つけたんだ。」

千尋の声に樹花が駆け寄ってきた。

樹花「なになに?良い物って?」

千尋は嬉しそうな顔で昨日怒った原因の本を取り出した。

真理「なんだぁ…。昨日の本かぁ…。
それがどうかしたの?」

千尋はBlackWorldという本を見て最初のページを開いた。

千尋「昨日さ夢でね、BlackWorldの夢を見たんだ。
もしかしたら本当にBlackWorldがあるんじゃないかって。
だからBlackWorldに行ってみようよ。」

すぐ、好奇心からか馬鹿をいう癖のある千尋にうんざりだ。
もう慣れちゃったけどね。

樹花ははあ?という顔で千尋のおでこにでこぴんした。

樹花「だいたい、あったとしてもどうやって行くの?
もう、ふざけた事言わないでよね。」

樹花は呆れた様に首を落とした。

千尋「それが、行けるんだよ!
前に私達が拾った黒い石があるじゃん!
あれをこの本に乗せれば行けるんだって!」

千尋はキラキラした目私を見つめた。

真理「はあ…。
わかったよ。明日持ってくるから…。」

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