携帯小説!(スマートフォン版)

トップページ >> 恋愛 >> トクベツな君。‐3‐

トクベツな君。‐3‐

[571] AYM 2012-02-26投稿




私はその時、苛立ちと共に放課後の帰り道を歩いていた。



「あっ!!」


海翔との買い物の約束がある事に気づいた。




「今からでも間に合うかな…」


時計を見ると予定時間より、はるかに過ぎている。




もう間に合わない事なんて知っていた。




でも私は、無性に海翔に会いたくなって
大急ぎで、待ち合わせ場所の時計台まで行った。










海翔はいなかった。





「そう…だよね…?」




海翔がもう、帰っちゃってることくらい知っていた。




涙が止まらなかった。






海翔に会いたい。





私は、その事だけで頭がいっぱいになった。








そして、帰ろうとしたその時、


海翔から電話だ。






『…もしもし』



「彩? 今ドコにいんの?」









『………いたい。』





「え? 何か言った?」







『会いたい。』





私の声は、ナミダ声になっていた。




「今行く、すぐ行く。」






海翔は、私が今ドコにいるか知ってるの?


海翔は、今何を考えてるの?




海翔は今、好きな人がいるの?





私は、海翔の事が大好きだよ……。




私は心の中で、そうつぶやいた。






つづく.。o○

感想

  • 42015:続き見たい(^^)[2012-03-03]
  • 42096:わかた(^ω^)[2012-05-05]

「AYM」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス