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「希望の光」

[478] 美穂 2012-03-01投稿
天国から人間を見守り続けて、もうどのくらい時がたったのだろう

ザッと120年以上はたっている

1分=60秒
1時間=3600秒
24時間=86400秒
365日=31536000秒
120年=3784320000秒

毎日毎日、同じことの繰り返しを一生するもんだと思っていた

そのことに今まで疑問を感じていなかった

それが当たり前だと言われて育って来たのだから

だけど俺は知りたいことがあった

人間をずっと見て来て俺が興味をもった

【感情】と言うのがなんなのか俺は知りたい

涙を流している人間
笑っている人間
楽しんでる人間
怒っている人間

表情や行動や言動でコロコロ変わる人間達

俺達にはわからないことが人間界では溢れてる…

だが…人間達は【感情】のせいでこちらの世界に来てしまう人間もいる

いったい【感情】とは、良いものなのか、悪いものなのか…俺はわからない

そんなことをボ〜っと考えていたら、エライ方から呼び出しを受けた

《貴様を呼び出したのは他でもない、貴様にも新たな任務についてもらいたくて呼んだのじゃ。任務名は【希望の光】》

「…【希望の光】?」

人間が死んでしまう一歩前にあらわれ、理由を聞いて、一度だけやり直したい「過去」に行く。「過去」を変えて、今に戻ってきた時に また死ぬような結果になったら終わりだが…死なない結果になったら生きていられる。

《【希望の光】とは、最悪な結果を変える一度きりのチャンスなのじゃ》

「…チャンス」

《頼んだぞ》

俺は【希望の光】任務につかされた。任務につくとケータイ&妖精1人もらえるらしい

そして…俺がもらったケータイを開くと妖精が出てきた

『俺はみらいって言うんだ。よろしくな』

元気いっぱいな男の子だった
身長は…ケータイの待ち受けほどの大きさ
体重…ふわふわだから軽いはず

このケータイは『みらい』の家らしい

『情報が来たよ……人間界に命を落とそうとしている奴を発見』

「任務開始だな」

『…その場所までワープします。ケータイを離さずに持っていて下さい』

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