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Past†Origin(10)

[512] 有間 総二 2012-03-12投稿
なんだ?

何が起こった?


「……ロギ、邪魔者は消えた」

「今回だけは感謝するよ、真」


倒れた機体はどうやらコクピットを貫かれたようだった

そして砂埃の向こうには、謎の二人組が立っていた

一人は真と呼ばれた男
マジシャンの様にスーツを着てハットを被り、さらに杖を持っていた

もう一人はロギと呼ばれた男
ジーンズやパーカー等の、ラフな格好で、短髪黒髪
ただ、両手に黒いグローブをはめ、顔には無表情の鉄の仮面をつけていた

二人とも異質の塊だった


「それではぁ、アッシはここでぇ、失礼しますぅ」

「あぁ、じゃあな、シン」

真が消え、ロギが俺達と相対する形となる

「………悪いな、皆殺しだ」


!?

気づけば目の前にロギがいた

「ぐあぁ!」

蹴りが腹部に減り込み、俺は吹っ飛ばされる


「神那っ!この野郎ぉ!」

大輔が岩石化する

ダメだ

止めろ

「お前から死ぬか?」

「がっ!?」


見たままに言えば、ロギが大輔に軽く触れ、大輔の岩石化が解け、さらに吹っ飛ばされた

「大輔君!クソッ、月光刃!」

狗鴛が光の刃を飛ばす…が、ロギがそれに触れると、消えてしまった

「何故能力が解けるんだ!?」

俺が叫ぶとロギは狗鴛を蹴り倒し、俺に歩み寄ってきた

「……XI、何を言ってる?」

ロギは俺に向かってそう呟く

「XI?何のことだ」


俺が睨みつけると、ロギは仮面の奥の目を見開き、次に笑った

「そうかXI、いや、司導神那!貴様は記憶を失ったんだな」


この男は………何を言ってるんだ

「ククク、連続襲撃犯を追って来てみれば、こんな事もあるのか」

連続襲撃犯を追って……?


「……けるな」

「ん?何か言ったか?」

「ふざけるな」

仮面の奥の目が鋭くなる


「連続襲撃犯を追って?っざけんな!テメェのやってる事はその連続襲撃犯と………」

俺はゆっくり立ち上がる

身体の内側から、何かが溢れてくるみたいな感覚だ


そして俺は吠える

「同じだろうがあぁぁぁぁ!」

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