結婚674
結婚
「華子。味噌汁は合わせだとあれほど言ったろう」
「うるさいわねえ。味噌汁は赤に決まってるでしょう。陽介、舌がバカなんじゃないの?」
「くそう。生意気な天然女め」
結婚して一ヶ月。すでにピリピリしてる。一緒に暮らすまではあれほどラブラブだったのに、実際に暮らしてみると、やなとこが色々見えるもんだ。
愛猫のみーが「華ちゃん、にぼしちょうだい」と言う。
「さっきあげたでしょう!」
「みーもっと食べたいよう。華ちゃんお願い」
「ダメ! 陽介みたいにメタボリックになるよ!」
陽介はみーの頭をなでる。
「おうよしよし。怖いばばあだねえ。みーかわいそうに」
「陽ちゃん。ばばあとか言わない方がいいよ」
「陽介のバカ!」
華子が陽介の顔に味噌汁をぶっかけた。
「あづいいいいいい」
陽介は床に転がり回った。「あっごめん陽介。つい……」「ついじゃねえ。あづいいいいいい」
しばらくして、華子が病院に行くよあなたと言う。
「お義母さん元気になったかなあ」
「陽介。看護婦さんのお尻触らないでよ。恥ずかしいから」
「うるせえな、ばはあ」
華子がキレてハンドバッグを陽介の頭に叩きつけた。
「ぐはっ」
陽介は床に倒れ、うつ伏せになる。「あっごめんつい……」
「ナムナムナムナム」
みーが合掌してる。
病院に行って、一応検査してもらったら、陽介の頭蓋骨にひびが入っていた。
「華子のバカ!」
「うるさい! あんたがばばあって言うから悪いのよ!」
華子はハンマーを片手に、陽介は日本刀を片手に。
かあああああん。
うわああああああ。
「陽介え。がんばれえええ」
「華ちゃん。殺せえええ」
「チキンラアメエエエン」
お医者さんがやかましいので、二人の首ねっこをつかみ、部屋から追い出した。
「華子。味噌汁は合わせだとあれほど言ったろう」
「うるさいわねえ。味噌汁は赤に決まってるでしょう。陽介、舌がバカなんじゃないの?」
「くそう。生意気な天然女め」
結婚して一ヶ月。すでにピリピリしてる。一緒に暮らすまではあれほどラブラブだったのに、実際に暮らしてみると、やなとこが色々見えるもんだ。
愛猫のみーが「華ちゃん、にぼしちょうだい」と言う。
「さっきあげたでしょう!」
「みーもっと食べたいよう。華ちゃんお願い」
「ダメ! 陽介みたいにメタボリックになるよ!」
陽介はみーの頭をなでる。
「おうよしよし。怖いばばあだねえ。みーかわいそうに」
「陽ちゃん。ばばあとか言わない方がいいよ」
「陽介のバカ!」
華子が陽介の顔に味噌汁をぶっかけた。
「あづいいいいいい」
陽介は床に転がり回った。「あっごめん陽介。つい……」「ついじゃねえ。あづいいいいいい」
しばらくして、華子が病院に行くよあなたと言う。
「お義母さん元気になったかなあ」
「陽介。看護婦さんのお尻触らないでよ。恥ずかしいから」
「うるせえな、ばはあ」
華子がキレてハンドバッグを陽介の頭に叩きつけた。
「ぐはっ」
陽介は床に倒れ、うつ伏せになる。「あっごめんつい……」
「ナムナムナムナム」
みーが合掌してる。
病院に行って、一応検査してもらったら、陽介の頭蓋骨にひびが入っていた。
「華子のバカ!」
「うるさい! あんたがばばあって言うから悪いのよ!」
華子はハンマーを片手に、陽介は日本刀を片手に。
かあああああん。
うわああああああ。
「陽介え。がんばれえええ」
「華ちゃん。殺せえええ」
「チキンラアメエエエン」
お医者さんがやかましいので、二人の首ねっこをつかみ、部屋から追い出した。
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