愛病 9
意識が朦朧とする中、目を開くと太一が横で寝ていた。
ベッドではなく床で、1人と1匹が寝ている。
太一の身体からは、赤いものが流れ出ていた。
それは、私が倒れているところまで流れ、白い毛を赤く染めていった。
私は太一に愛された。
幸せだった。
カーテンの隙間から暖かな光が漏れていた。
春の暖かな光のようだ。
太一がいつも通りに起こしてくれることを祈って、私は再び目を閉じた。
「ミサキ、おはよう。」
『ミャー。』
って。
*おわり
ベッドではなく床で、1人と1匹が寝ている。
太一の身体からは、赤いものが流れ出ていた。
それは、私が倒れているところまで流れ、白い毛を赤く染めていった。
私は太一に愛された。
幸せだった。
カーテンの隙間から暖かな光が漏れていた。
春の暖かな光のようだ。
太一がいつも通りに起こしてくれることを祈って、私は再び目を閉じた。
「ミサキ、おはよう。」
『ミャー。』
って。
*おわり
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