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自殺ラボ

[610] 晴ノブオ 2012-04-16投稿
第三幕(反響)


その1

かおり(岬優子のファン)
の日記(一部分抜粋)

一度流行った物は以外と長続きするもので、私たちの間ではいまだにみんな岬優子のアルバム『自殺ラボ』を聴いている人が多くいる。
人間の闇の部分を鋭くついている良い作品だと思う。
だけど最近テレビにもラジオにもぱったりと出なくなったし雑誌にも載ってない。
どうしたんだろう?


その2

由衣(岬優子のファン)
奈乃羽(岬優子の信者)


由衣の部屋にて


「ほら、奈乃羽、見て見て岬優子のサインだよ、すごいでしょ、菅野アフターラインのワンマン見に行った時貰ったんだ」

「え、それ私も行ったよ由衣も行ってたんだ。知らなかった。というか私信者だから優子さんの路上時代も知ってるし出たラジオもテレビも全部録画、録音してるしもちろんライブも全部行ったよ初のドームライブの時無料で招待されたし、しかもS席で。サインも路上時代からのと最近のやつあるよ。」

「すご−いまさに信者だね。今度、奈乃羽の家遊びに行って良い?DVDとかあるなら見たいな−。」

由衣は目を輝かせていた


その3

奈乃羽のファンレター(一部分抜粋)


いつもいつもCDを聴いて勇気をもらってます。最近なぜか出てこなくなりましたね、正直淋しいですそして哀しいです。
早く又私を勇気づけて下さい。

路上時代からの信者、奈乃羽より。

追伸、、、私も夢を追うことにしました、役者になります。
いつかテレビやラジオで会いましょう。



第三幕(全十幕)、完



第四幕(出発)予告


岬優子と高木注の刑務所内での再会から一年後。

・出所した高木注は何故か自殺を繰り返す、落ちぶれた道端で、眠剤の過剰摂取により薄れて行く意識の先で岬優子の歌声が聞こえた。

・夢を追う岬優子の信者、奈乃羽の苦悩。

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