携帯小説!(スマートフォン版)

DARK-NESS 19

[356] ZAZA 2012-07-09投稿
深夜1時45分、オークション会場に続く道の真ん中にムカイが腕を組んで立っていた


ムカイ「そろそろか…」



数時間前



イザラ「教えてやろう斑鳩事件の情報を」



ムカイ「知っているのか!」



イライラなど一気に吹き飛んだ



イザラ「正確には斑鳩事件について詳しい奴を知っている」



ムカイ「誰なんだそいつは!」



一歩、二歩と前に乗り出し、目を見開きながら迫る



イザラ「そいつの名はヴァン・スティール、夕闇の亡霊たちという盗賊団の頭だ」



ムカイ「盗賊の頭がなんで斑鳩事件の事を…まさか!」



イザラ「気付いたか…そうだ、奴は斑鳩事件の参加者だ」



ムカイ「!!!」



言葉が出ず、固まる



イザラ「続けるぞ?そのヴァン・スティールが今夜オークションの品を盗るらしい。だからオークションの品を盗る前に会って話せるんじゃないか?まぁ素直に教えてはもらえないと思うが…」



ムカイ「やっぱり戦闘は避けられないか…」



イザラ「それはお前次第だが、一つ言うと戦闘になれば必ずお前は死ぬという事だ」



唾をゴクリと飲む。



イザラ「分かったらさっさと行け、そう時間はないぞ」



ムカイは時計を見て部屋を出ていこうとするが途中で止まる



ムカイ「最後に聞くが、何故俺に情報を教えたんだ?」



イザラは足を組み替えると、笑みを浮かべながら答える



イザラ「何故かって?それは金持ちの気まぐれだ。」


ムカイは少し疑問を抱きながら部屋を出る



「同じN・ジャパン出身なのを言わなくていいんですか?」



ディーラー風の女性がイザラに近寄る



イザラ「うるさい!早く仕事に戻れ!」



ディーラー風の女性は慌て仕事場に戻る



イザラ(馬鹿が…同じ出身者だけではない。私も同じ斑鳩の人間だ…奴なら変えられるかもしれないこの世界を…)



ムカイがヴァン・スティールを待っている同じ時間にエンデン達が動き始めた



グラッパ「AIチップを今受け取りました。今からそちらに向かいます」



マラスキーノに電話を入れ、空港に向かう



グラッパ「車の運転は俺がやろう。ナビはロゼがやってくれ」


ロゼ「分かったわ」



エンデン「もしかして俺は…」



グラッパ「死んでもAIチップを離すんじゃないぞ!」


エンデン「マジか…」



三人が車に乗り込み、しばらく走ると道路の真ん中に人が数人立っていた



ロゼ「お決まりのパターンね」



エンデンが後部座席から目の前の光景を見たとたん思わず声が出た



エンデン「ユウにタケ!なんで!」


感想

感想はありません。

「ZAZA」の携帯小説

ファンタジーの新着携帯小説

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス