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DARK-NESS 20

[372] ZAZA 2012-07-21投稿
深夜2時、真っ白な仮面を付け、黒いコートを羽織った集団が高速で走っていた


「頭、予定より早く移動したらしい」



ヴァン「そうか…少し急ぐぞ」



さらにスピードを上げ、オークション会場を目指していた



しばらく走るとヴァンが気付く



ヴァン「この先に誰かいるな…」



「政府の奴か…それとも護衛か…」



ヴァン「いや違うな…お前達が気付かないのは、殺気が俺だけに向けられているからだ」



「そんな事が出来るなんて相当な使い手ですね。」



「頭、どうします?」



ヴァン「時間がない。お前達は先に行け、どうやら俺だけに用があるみたいだ」


「理解」



すると目の前に人が立っているのを全員が確認する



「頭の言う通り、奴は頭しか見ていないっすね」



ヴァン「5分で追い付く」


目の前の立つムカイの横を真っ白な仮面を付け、黒いコートを羽織った集団が高速で通り過ぎる



ヴァン「すまないが時間がないんだ手短に頼む」



異様な雰囲気を漂わせながら、目の前に止まる



ムカイ「お前に聞きたい事がある」



ヴァン「聞きたい事?」



白い仮面を取りながら答えるが素顔を見たムカイは驚く



ムカイ(若い!30代…いや20代前半か?)



風貌は銀髪で眼鏡を掛けている。



ムカイ「まず、斑鳩事件の参加者だったのは本当なのか?」



ヴァン「本当だ。しかし斑鳩の事を知ってる奴はそうそういないはずだが」



ムカイ「斑鳩事件の参加者を詳しく教えてくれないか?」



ヴァン「復讐…そうか斑鳩の生き残りか…いいだろう俺が見た真実を教えてやろう」



一方その頃エンデン達は空港に向かう途中で能力協会特殊戦闘部隊S.O.Lに待ち伏せされていた



「今すぐ全員降りろー!」


拳銃を上に数発撃ちながら指示を出すが、ユウとタケは何もせずただ立っていた


ロゼ「どうするの!あのマーク…能力協会よ!しかも6人もいたら勝ち目なんてないわよ!」



エンデン(しかもユウとタケがいる…戦闘になれば確実に負ける!)



ハンドルを握るグラッパは真っ直ぐ前を向きながらロゼに話し掛ける



グラッパ「ロゼ…運転を変わってくれ。俺が時間を稼ぐ間にお前達は空港に向かえ」



ロゼ「あんた死ぬ気なの!」



グラッパ「死ぬ気なんてないさ、時間を稼ぐだけだ。上手く逃げて追い付くさ」


グラッパは車を降り、歩きだす



エンデン「一体何をするんだ?」



ロゼ「しっかり捕まっててよ!タイミングを合わせて一気に行くから!」



ハンドルを握るロゼに力が入る



両手を上げたグラッパがS.O.Lの前に止まる



「おい!他の奴はどうした!」



グラッパ「よし…やるか!」

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