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WorldSlip第一章世界の扉

[483] 姫御来 2012-08-04投稿
「はぁるぅか!」

突然僕の肩に誰かがもたれてくる。
僕は肩を震わせながら後ろを向いた。

遥「徹さん…な、なんですか?」

徹さんは気弱な僕を虐めているグループのリーダー。
金髪をし、学校きっての問題児。
強くなんなきゃって思ってるのに力が入らないんだ。

徹さんはニヤニヤ笑いながら僕に囁いた。

徹「なあ、遥。
放課後教室に集合な。」

徹さんはそれだけ言うと席に戻り喋っていた。

放課後…無理だよそんなの。
今日はお母さんの誕生日なのに。
でも、行かなきゃ殴られる。

僕はため息をつきながら授業の用意をした。

そんな僕を見ていた少女に僕は気がつかなかった。


放課後

僕は震えながら教室に入った。

案の定やはり徹達がニヤニヤ笑いながら机に座っていた。

徹「よし。
ちゃんと来たな。
褒めてやるよ。遥。」

徹さんは仲間に目配せするとある物を出した。

それに僕は嫌な予感しかしなかった。

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