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黄泉の人

[344] 比呂 2012-08-19投稿
桐一葉考え倦ね我に落つ


並びたる頑固頭の南瓜かな


縁のなき真昼の空の蟋蟀や


洋風の煉瓦造りの木の実かな


秋の雲たちまち闇を連れてけり


古文書の白粉花の秘密かな


轡虫鳴いても泣けぬ思ひあり


鶏頭や子規を思ひて数えけむ


青年や思ひ思ひの秋の蝉


この道の名人誰ぞ鮭を焼き


先人の知恵や我らの天の川

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