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風の精

[381] 比呂 2012-08-19投稿
亡きことを無きと言わむんや秋の風

啄木鳥や風に乗りたり古木の精

むしむしとしたるや夜の轡虫

爽やかや風の配達多摩湖畔

清楚なる女の御手や新豆腐

夕暮れの風を背に受け西瓜かな

床の間のただ一輪の桔梗かな

秋高しどこまで通る我の意思

薄れゆく意識の中の生姜かな

恋心薄のやうに揺れにけり

感想

  • 42215:訂正:(誤)亡きことを無きと言わむんや秋の風 (正)亡きことを無きと言はむや秋の風[2012-08-20]

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