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梅林賀琉2〜梅里市の条例?〜

[406] 比呂 2012-08-20投稿
そして、その娘が大事な大学受験を控える高校三年の夏に彼氏と愛の営みを交わすようになってから、直立二足歩行が不動のものとなった

そればかりだけではなく、受験勉強も一層励むようになり、見事に島立の大江戸大学理科?類に合格したのである

そして今、立派な成人となり大江戸大学医術部に進学して、医の道に一生を捧げる覚悟だという

だが、市長はこれでこの一大事が片付いたとは思わなかった

絶対に自分たち以外にも被害者がいると推し量り、秋津島全土に調査団派遣を要請した

その結果、似たような例が多数の自治体で見つかり、ミーツ州マングローブ県カニコーベ市では、数学オリンピックで好成績を残したナーランダ高校の生徒が同じような症状を抱えているという

この子の場合はペットのしゃべる猫が原因で最近まで雌猫の彼女が二人いた直立二股四足姿勢男子としてマスコミに取り上げられ、複雑な心境であったという

しかし、その生徒も条例と市長の働きかけによって治りつつあるという

今、亀吉が直立二足姿勢に変えたのもこの条例を知っていたのでも、近代史を学んで氏姓制度を知っていたのでもない

ただひとえに、「直立律子二足強要ハ教養哉(草履不要)条例」を違反したものにはイチロー型レーザービーム威嚇攻撃をする義務があると知っていた近所のおばさんの気配に気づいたためとみられる

そして、僕は本題である僕らが亀吉と共に竜宮城に向かう話に戻すべきであることに遅れ馳せながら気づいたのである

きりのいいところでこの話を中断したい

それも、今小学生で塾に通う弟の宿題を手伝わなければならないからである

ちなみに弟は8歳だが、すでに僕の学力に迫る勢いである

否、もう越してると言っても過言ではない

数学だけは高卒レベルの学力を備えているからだ

あえて言わしてもらうが、算数ではなくすでに数学の世界に入っているのである

数学に関してちんぷんかんぷんな僕は弟の勉強の助けになれずにいつも情けない思いをしている

だったら、手伝う必要はないと言われそうだが、弟は僕に言うのだ

自分が宿題をやっている横で諸天が正法を行ずる者を見守るごとく、お兄ちゃんにも見守っていて欲しいと

そうすれば僕はどんな難題も不思議と頭が閃いて勉強に集中できるのだという

一日一時間だけ

それで、あとの数時間も勉強に関しては問題ないという

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