こっくりさんなんて4
「ごっ、五回全部に!?」
青年こっくりには私があわてふためく姿が滑稽に見えるようで、さっきよりもにやけていた。
てか、にやけすぎだ。
「…じゃあ、私は君に五回呪われたって事?」
『いえ、私は一回しか呪っていない。他の四回は違うこっくり達が呪った様です』
「違うこっくり達ぃぃぃ?!!こっくりさんって何人もいるの?!」
『ええ…まぁ』
きっ聞いてないよぉ……!
「その、こっくりさんに呪われたらどうなるの?」
青年こっくりは可哀想な物でも見るような目をして私を見つめる。
『不幸が訪れ、最悪の場合は死ですかね』
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