*聖凛学園3*
「え…?」
後ろを振り返ると、中庭にたってある木の上に、一人の男子が居た。
同じ二年生なのだろうか、首もとの赤いスカーフは、二年生特有のものだ。
ちなみに、一年生は黄、三年生は青である。
???「…てか誰?ソイツ。」
???「あぁ、転入生だって!俺らと同じ二年生!!」
???「ちょ、声でかいわよ。月斗!」
(……月斗?)
私が怪訝そうな顔をしていると、女の子が話しかけてきた。
如月花音「あ、ごめんね、自己紹介、まだだったよね!私、如月花音(キサラギ カノン)!同じ二年生だよ♪ちなみに魔術科!属性は炎!ペア居るよ♪よろしくね!」
[解説]
<聖凛学園では、魔法を習う魔術科、武器での戦い方を学ぶ戦闘科があり、どちらかを選びます。属性は、風、闇、水、炎、氷、雷があり、これも自由に選べます。ちなみに、同じ属性で、戦闘科と魔術科ならペアを組めます。>
如月花音「こっちの二人はー…」
月斗「自己紹介しなくて良いから!自分で言いたいっ!!」
如月花音「…20文字以内で簡潔に述べなさい。」
月斗「はい、ボク、名前、月斗、ハジメマシテ、……って言えるかあぁぁっ!」
私(……また、始まっちゃった…)
またも、言い合いをしている2人についていけず、その場に立ち尽くしていると、木の上に居たはずの男子がすぐ横に立っていた。
???「あいつら、転入生忘れてるし、まー馬鹿だからしょーがないけど………、
…つか、俺も自己紹介していー?」
……ビックリした。
いきなり話しかけられたこと、一瞬で林檎のような甘い香りが立ち込めたこと…
一番ビックリしたのは、フードを脱いだ彼の顔が、非のつけようが無いほどカッコいいこと…
白城悠哉「俺、白城悠哉(ハクシロ ユウヤ)、戦闘科二年、属性は風。ペアは居ない。
んー…、あとは聞きたいことあったら言って。…んじゃ」
…それだけ言うと、足早に校舎内へ入っていく彼。
私(あ、今気づいた、林檎みたいな甘い香り、白城悠哉くんの匂いなんだ…)
甘い香りの余韻にボーッとしながら、何分間か立ち尽くしていると、
月斗「…どしたの?」
私「うわっ!び、ビックリしたあ…」
月斗「あははっ、驚かせてゴメン!(笑)
で、どうかした?」
私「な、なにも無いですよ?そ、それより、自己紹介してくださるんですよね!お願いします!!」
花村月斗「お、おう。えっと、名前は花村月斗(ハナムラ ゲツト)、戦闘科二年、属性は雷!ペアは居ない!以上!」
私「よろしくお願いします。迷惑をかけることが多々あると…」
花村月斗「あぁぁぁぁぁぁ!!堅いっ!」
私「えっ?」
花村月斗「堅いよ!笑うと体に良いんやぞ!…笑わせてあげよーか?」
私「…ふぇ!?あっ、あははははははっ」
何をするつもりか聞く前に、すぐに脇腹をくすぐられた。くすぐったくて声が出ない。
私「ちょ…!やめ、あははははははっ!やめてくださっ…あはっ、あははは!」
花村くんは全然聞く耳を持ってくれない。
もう、げ ん か い ――――――――!!
私「やめろって…いってるでしょうが!!」
<バチバチッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!>
一瞬、目の前が眩しく光ったような気がした。
…いや、本当に光っ、た?
花村月斗「痛っっっっ!!」
私「今のって…」
私&月斗『…………雷?』
後ろを振り返ると、中庭にたってある木の上に、一人の男子が居た。
同じ二年生なのだろうか、首もとの赤いスカーフは、二年生特有のものだ。
ちなみに、一年生は黄、三年生は青である。
???「…てか誰?ソイツ。」
???「あぁ、転入生だって!俺らと同じ二年生!!」
???「ちょ、声でかいわよ。月斗!」
(……月斗?)
私が怪訝そうな顔をしていると、女の子が話しかけてきた。
如月花音「あ、ごめんね、自己紹介、まだだったよね!私、如月花音(キサラギ カノン)!同じ二年生だよ♪ちなみに魔術科!属性は炎!ペア居るよ♪よろしくね!」
[解説]
<聖凛学園では、魔法を習う魔術科、武器での戦い方を学ぶ戦闘科があり、どちらかを選びます。属性は、風、闇、水、炎、氷、雷があり、これも自由に選べます。ちなみに、同じ属性で、戦闘科と魔術科ならペアを組めます。>
如月花音「こっちの二人はー…」
月斗「自己紹介しなくて良いから!自分で言いたいっ!!」
如月花音「…20文字以内で簡潔に述べなさい。」
月斗「はい、ボク、名前、月斗、ハジメマシテ、……って言えるかあぁぁっ!」
私(……また、始まっちゃった…)
またも、言い合いをしている2人についていけず、その場に立ち尽くしていると、木の上に居たはずの男子がすぐ横に立っていた。
???「あいつら、転入生忘れてるし、まー馬鹿だからしょーがないけど………、
…つか、俺も自己紹介していー?」
……ビックリした。
いきなり話しかけられたこと、一瞬で林檎のような甘い香りが立ち込めたこと…
一番ビックリしたのは、フードを脱いだ彼の顔が、非のつけようが無いほどカッコいいこと…
白城悠哉「俺、白城悠哉(ハクシロ ユウヤ)、戦闘科二年、属性は風。ペアは居ない。
んー…、あとは聞きたいことあったら言って。…んじゃ」
…それだけ言うと、足早に校舎内へ入っていく彼。
私(あ、今気づいた、林檎みたいな甘い香り、白城悠哉くんの匂いなんだ…)
甘い香りの余韻にボーッとしながら、何分間か立ち尽くしていると、
月斗「…どしたの?」
私「うわっ!び、ビックリしたあ…」
月斗「あははっ、驚かせてゴメン!(笑)
で、どうかした?」
私「な、なにも無いですよ?そ、それより、自己紹介してくださるんですよね!お願いします!!」
花村月斗「お、おう。えっと、名前は花村月斗(ハナムラ ゲツト)、戦闘科二年、属性は雷!ペアは居ない!以上!」
私「よろしくお願いします。迷惑をかけることが多々あると…」
花村月斗「あぁぁぁぁぁぁ!!堅いっ!」
私「えっ?」
花村月斗「堅いよ!笑うと体に良いんやぞ!…笑わせてあげよーか?」
私「…ふぇ!?あっ、あははははははっ」
何をするつもりか聞く前に、すぐに脇腹をくすぐられた。くすぐったくて声が出ない。
私「ちょ…!やめ、あははははははっ!やめてくださっ…あはっ、あははは!」
花村くんは全然聞く耳を持ってくれない。
もう、げ ん か い ――――――――!!
私「やめろって…いってるでしょうが!!」
<バチバチッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!>
一瞬、目の前が眩しく光ったような気がした。
…いや、本当に光っ、た?
花村月斗「痛っっっっ!!」
私「今のって…」
私&月斗『…………雷?』
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